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2010年12月16日 (木)

金沢泰裕『イレズミ牧師とツッパリ少年たち』-柏の朝活・読書会

おはようございます。山下洋輔です。毎週木曜7時から、柏の朝活・読書会を開催しております。誰でも参加自由です。

今日は金沢泰裕『イレズミ牧師とツッパリ少年たち』を紹介いたしました。

Ⅰ 概要

 著者・金沢泰裕氏のやんちゃな中学時代から、高校で暴走族に入り中退し、ヤクザの世界に身を投じ、覚せい剤中毒で苦しんだ後、信仰に目覚める。神学校を卒業し、実家マンションのガレージのようなところに教会を設立し、以後、ツッパリ少年たちへの救いの手をさしのべようと奮闘する。

Ⅱ 感想

 高校で教員をやっていた時にこの本に出会い、繰り返し読んだ。その前に、鈴木啓之さんという方の講演を聴いていた。この方も、イレズミ牧師である(現在、柏でも教会を構えていらっしゃる)。鈴木氏は、ヤクザの世界でも一流で、牧師としても一流の人間だと感じた。

一方、金沢氏は、弱い気持ちを持った方だと感じた。しかし、そういった部分が、ツッパリ少年たちや私たちを救ってくれる存在なんだと、しみじみ思う。

野球賭博で生活していた時、高校球児に懺悔の涙を流すシーンなど、涙なしには読めない。

Ⅲ 学校作りへの夢

 私は、自分で学校を作りたいという夢をずっと持っていました。この本を読み、その実現に向けた行動が見えた気がしました。

金沢氏は、自宅の半地下の倉庫を教会にし、駅前で辻説法を行いました。最初は、誰も耳を傾けてくれないし、教会に集まる人なんて誰もいません。

それが、今では、大阪の中心街に5階建てのビルです。教会だけではなく、フリースクール、武道場、寄宿舎も備えています。地下がトレーニング室兼極真や各種武道場、1階がエントランスホール、2回がチャペル、3階は歓談の場、スタディスペース、4階は食堂、5階は寄宿舎です。

将来的には、自然豊かな地域で、薬物中毒患者の更正施設も作りたいそうです。

Ⅳ 保護司の方との出会い

 今月から、保護司の方に誘われ、ツッパリ少年や元ツッパリ少年の方への支援活動に参加させて頂くことになりました。その活動に携わる方々に、この本の話をしてみました。「金沢氏は、自分の力で立ち直ったわけではない。宗教に頼った。でも、自分たちも、保護司の先生や先輩がいなかったら、ちゃんと生きていないかもしれない。何かの働きかけが、やはり必要だ。」そんな意見を頂きました。

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